4/16(土) インテックス大阪で開催された「バリアフリー2011」の見学に行ってきました。

バリアフリー2011に行ってきました!

バリアフリー展とは、「高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展」のことで、毎年4月に開催され、自助具、コミュニケーション機器、ベッドやマット、リフトなどの昇降機から、トイレ・入浴設備、介護食品まで、250以上の企業や団体が出展する展示会です。介護福祉士を目指す学生たちにとっては、最新の福祉機器・製品を間近で見て、触れて、使用体験もでき、また様々なことを考えるきっかけとなる貴重な一日になりました。

学生たちの感想や体験談の一部を紹介します。

授業担当:青木

Sさん

曲線階段にも対応した昇降リフト

初めてインテックス大阪に行き、まずその広さと人の多さに驚いた。曲線の階段でも昇降できるリフトです。椅子に乗り、手すりについているレバーを操作すると簡単に上がり下がりができました。下るときに落ちてしまいそうな恐怖感が少しありましたが、速度は速くもなく遅くもなくちょうど良いと感じました。
これから、今よりもさらに高性能な福祉機器が生まれてくると思います。しかし、利用者の快適で安全な生活を創るために努力すべきなのは”人間”であり、福祉機器はあくまでその補助なのだと改めて思いました。

 

介護を予防するための補助器具

Tくん

大手をはじめ数多くの企業が出展していて、介護(ビジネス)に対する注目度の高さを実感しました。特に印象深かったのは”介護食品”です。授業で扱ったトロミ剤やミキサー食はおいしいと言えるものではありませんでした。しかし、ブースで試食したものは口当たりも味も良く驚きました。食事は快適な生活を営む中で非常に重要なものであり、美味しく色合い豊かな食べ物を利用者に提供していくことが欠かせないと思いました。
様々な介護用品が新しく作られていく中で、どのような製品があり、どのように利用していけば利用者にとってより良い介護になるのかを考えながら介護していくことが介護福祉士に求められていると改めて思いました。

K.Sさん

介護用ベッドもどんどん進化しています

パワーアシストウェアのワークショップに参加し、開発について聞くことができました。将来、どのようなロボットが開発されるのかはまだ分からないけれど、血の通っていないロボットが”介護”をやって良いのかという思いと、介護に携わる職員身体的負担を軽減し仕事を続けやすくするための一助になりうるという思いを持ちました。使い方にもよると思いますが、機械にまで頼らなければならない介護の現状と、開発に莫大な費用をかけていることに驚きました。開発されたモノ自体はどれもすごいものでしたが、私にはすべてが「良いもの」と捉えることができませんでした。

 

 

”血の通った介護”も大切

K.Mさん
浴槽に関するワークショップに参加して事例報告を聞きました。浴槽の縁を掴みやすく工夫したもの、位置が変えられる手すり、安定したリフト動作など、入浴する際の安全面を考慮してあり、利用者も気持ち良く入浴できるのではないかと感じました。また、十分な洗い場を確保し、ゆとりを持って入浴介助が行えるシステムバスなど、介助する職員にとっても使用しやすくなっているものもありました。利用者が安心して気持ちよく入浴するためには、今回見た浴槽の工夫などももちろん大切だと思うが、職員の対応や介助方法の改善も大切であると感じました。

 

 

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