ご挨拶

本園も開園して半世紀以上になりました。小高い丘陵地に建つ校園舎が千代田駅頭から一望できたのが、今や林立する建物にさえぎられて、わずかしか見えません。地域の人口も当時の何十倍にもなりました。大きな、大きな変容です。こうした《姿・形》は将来ますます変わっていくでしょう。
当然子どもあるいは家庭をめぐる状況の変化も一層すすむでしょう。少子化・高齢化、女性の社会進出の高まり、核家族の増大など。
また、性や暴力むき出しの、すたれた社会・文化状況も一層深刻化していくのではないかと心配します。自然環境の悪化も不安です。その中で、子育てはどうあればいいのでしょうか。
二十一世紀は私たちに実にさまざまな重要な問題を課しています。それらにどう応えていくべきでしょうか。ひとつは、《社会》の変化による保育・教育のニーズの多様化に対応しうる園の改革であり、保育内容の充実が不可欠です。いまひとつは、次の時代をになう子どもたちの健やかな成長・発達をおびやかしている状況をかえ、文字通り子どもたちが豊かな人間性を育み、明日への希望と夢をもてるよう、親や教育関係者をふくむ社会全体の取り組みが求められます。
学園に有縁の方々の温かい、変わらぬお力添えに支えられて精いっぱい努力し、地域に根ざした子育てセンターづくりをめざしてまいりたいと存じます。
理事長・園長先生からのご挨拶
保護者に支えられてこそ
理事長 吉田 博司
わが国初の幼児教育をもって発足した大阪千代田短期大学は今年で45年目。この間、本園はその附属として、幼児教育研究の成果をもとに、人的交流の点でも、保育内容充実の点でも全面的にバックアップされて今日に至っています。そして、社会の大きな変化にともなう保育要求の多様化にも応え、他にも誇りうる子育て事業を推進してこれたと自負しております。
しかし、それよりも何よりも、子どもたちの健やかな成長をねがい、一生懸命尽くされてきている保護者のみなさんの深く、温かいご理解と真心こもったお力添えあればこそと存じます。有難く、勿体ない限りでございます。それに園あげて精いっぱい報いていくことが本園の一番のつとめであると考えております。変わらぬご鞭撻をと存じます。
保護者の方々と共に子育てを
園長 芳村美佐子
私達は子ども達に平和な世界の中で、のびのびと育ってほしいと願っています。しかし、いろいろな情報があふれる中で不安を感じられることもあるのでしょう。そんな保護者の方々の思いを受け止め、本園では保育者と保護者が協力して子どもの成長を育む子育て支援を目指しています。
子ども達は“遊び”の中でいろいろな自然にふれて、発見したり学んだりしていきます。それを言葉で伝えたり身ぶりなどで表現することで、自分が認められたという満足感をもち、情緒を安定させます。子ども達の笑顔がはじける瞬間です。こうした日々の活動により考える力や創造性・コミュニケーション能力も養われます。保育内容については、短期大学や保育園と連携をもち充実するように努めています。PTA活動も活発で保護者の方々も友達を作ったり、子育てを楽しまれています。未来にたくましく生きる子ども達を一緒に育てましょう。
教育理念
教育方針
- 子どもの人格を尊重し、一人ひとりの個性を大切に育てます
- 子どもの発達段階をとらえ、幼児期に一番大切な『あそび』の中で学ぶようにします
- 子どもを通じて、保護者の方とのつながりを深め、親と教師がひとつになって育ててゆきます
教育目標
- 自分で考え、思っていることをはっきり表現できる子ども
- 意欲的、積極的にとりくめる子ども
- みんなと楽しい友だち関係をつくれる子ども
毎日楽しく幼稚園生活を送る中で「幼稚園でいろいろな遊びをすることが楽しい」
「友達と一緒にいることが楽しい」と思える平和な社会が続くことを願い、子どもの心をより豊かに育む保育をめざしています。
■ 児童憲章
- 児童は、人として尊ばれる
- 児童は、社会の一員として重んぜられる
- 児童は、良い環境の中で育てられる
本園の教育について
自然やお話を素材に考える力・育てる心を育てる
幼児期は、子どもの人格形成に大きな影響力をもつ、大切なときです。家庭でのあたたかな愛情によって培われたまわりへの信頼感を土台に、幼稚園という社会に入り、興味あるものに導かれて、自立に向かい、意欲を高めてゆきます。あれこれと、一方的に他から教え込まれては、考える力や豊かな心は、育ちません。
私たちは、入園の翌日から、周りの自然とのさまざまな出会いに、子どもたちを導いています。マルムシ・たんぽぽ・ケムシ・カエルたち・・・。その小さな生命の営みを見つめ、触ったり、匂ったり、具体的な経験の中で発見した真実は、子どもの興味をそだててくれます。経験するだけでなく、毎日身ぶり表現をすることで、見たことが心に残ります。また、友だちの表現を見ることで、自分とはちがう見方や感じ方にふれて、子どもの心が耕されてゆくのを、実感しています。
四季折々の自然をみつめ、小虫の世界にも、お話にも、すぐ入り込んで遊ぶ子どもたちです。早教育の流れにまどわされずに、幼児期の遊びの楽しさをたっぷり味わい、失敗やぶつかりも経験し、友だちと力をあわせる喜びや、達成感を得ながら、豊かな心を育てていきます。
沿革
| 1950(昭和25)年 4月 | 高野山真言宗盛松寺住職(故)高橋道雄師が宗祖弘法大師の偉業にならって学校法人千代田学園を創設(千代田高等学校及び幼稚園開設) 初代校長兼園長に木川美子就任 |
| 1961(昭和36)年 9月 | 幼稚園長に藤田規一就任 |
| 1964(昭和39)年11月 | 千代田南海住宅地内に幼稚園新築移転 |
| 1965(昭和40)年 4月 | 千代田学園幼稚園を大阪千代田短期大学附属幼稚園に改組 |
| 1968(昭和43)年 4月 | 短期大学附属西幼稚園開園 |
| 1973(昭和48)年 4月 | 附属幼稚園長に成田日出雄就任 東西幼稚園統合 |
| 1975(昭和50)年 4月 | 附属幼稚園長に竹内俊雄就任 |
| 1975(昭和50)年12月 | 学園創立25周年記念事業として幼稚園園舎落成 |
| 1988(昭和63)年 4月 | 附属幼稚園長に山田由紀子就任 |
| 2001(平成13)年 3月 | 附属幼稚園新園舎落成 |
| 2002(平成14)年 4月 | 附属幼稚園長に橋上信也就任 |
| 2007(平成19)年 4月 | 附属幼稚園 園長に津田薫就任 |
| 2010(平成22)年 4月 | 附属幼稚園 園長に芳村美佐子就任 |







