介護福祉コース2回生、松井ゼミ

2017.07.06

介護福祉コース2回生の松井ゼミでは社会に対する関心を高めるため、冒頭20分は「今、世間を騒がせている話題」を皆で議論します。その日の当番の学生は自分が関心を持った話題の新聞の切り抜きを準備して、皆に記事を説明しなければなりません。自ずと、社会的な問題にアンテナを張る習慣が付きます。ゼミナールはそんなディスカッションの後、個々の卒論テーマの議論に移ります。 今回の報告者のSさんは精神障がい者に対する福祉の観点から、1964年に起こったライシャワー事件と1983年の宇都宮病院事件を取り上げ報告しました。精神障がいのある青年がアメリカのライシャワー駐日大使をナイフで刺した事件をきっかけに、日本では精神障がい者をそれまで以上に危険視し、社会から隔離する収容政策が進みました。そのころ、北欧ではノーマライゼーションの取り組みが生まれ、障がい者を差別することなく社会的に受け入れていこうという方向に踏み出していた時とほぼ同じ時代です。日本の隔離・収容政策とは隔世の感があります。そんな日本の閉鎖的差別的な精神障がい者政策の流れの中で起こった事件が、宇都宮病院事件です。職員や看護師、医師による患者への虐待や暴力などが告発され、精神障がい者に対する人権無視の実態が世界的に問題になりました。ということで、今日のゼミでは日本の精神障がい者に対する福祉政策を転換する二つの大きな事件を取り上げ、みんなで討論しました。

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